
先回はこちら。↓
引き続き以下のリンクにあるHSP本について、感想を交えて書いていきます。
↓先回記事より抜粋。まとめとして。
HSPの能力は科学的に解明され始めています。HSPは高感受性人間です。〝感じる才能〟を持つ人のことです。他の人が感知できない些細なものまで、高感受性で拾い上げてしまいます。これを上の本の著者は「変則的感覚」と呼んでおり、人間の知覚の正常な範囲を超えるような敏感性を体験することを指します。HSPはこの珍しい、変則的感覚を体験する確率が非常に高いのです。目で見えるものや理屈以上のものを理解してしまいます。HSPには、(アーロン博士の言うとおり)もっと「自分の内なる声」に耳を澄ませて自身の真実の姿を直視されることをお勧めしたいです。
本書は、HSPの〝感じる才能〟がどういうものなのかを説明する本ですが、同時に、未来への懸け橋にもなってほしいと思っています。(中略)
古いステレオタイプを取り払い、HSPの敏感気質は「強み」だという新たな事実を取り入れています。
HSPのポジティブな面は、その研ぎ澄まされた知覚能力のおかげで、人生経験が豊かになることです。なかにはブッダのような悟りの境地や覚醒の境地に到達できるようになった人もいます。(中略)
HSPの人は、情報を感じとったり分類したりするだけでなく、それを使ってどうすべきかを考えるのも得意です。つまり実社会での問題解決能力も優れているのです。
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今回は、私の感想(自分がどのタイプかなどの考察)を交えながらHSPの4つの才能を紹介してみます。
目次
HSPの4つの才能(ギフト)
先にあげたHSP本は、HSPに多く接してきた著者が、科学の目線を忘れることなくHSPの能力を4つのタイプに分けて解説している。つまりHSPにはこれら四つのギフトを特徴として持つタイプがあると、研究と沢山のHSPたちの観察により分類できたということだ。以下、ざっくりと説明してみる。
❶ エンパス
(共感力が高すぎるHSP)
複雑で、情が深く、共鳴しやすい人。周囲の環境に敏感に同調する。感銘を受けたときだけでなく常にそういう状態なのだ(ここがポイント)。非常に自意識が強く、やさしく、他人やその苦労に心が常に寄り添っている。とても感じやすい人である。感情を読み取る能力に長けているため、他人の感情を自分の中に取り込んで自分のものとして処理する。
このエンパスの「感じやすさ」は、以下のような種類に分けられる。
・情報感知型エンパス(テレパシー)
・慈愛型エンパス(気づかい、人助けの志)
・シオマンティック・エンパス(環境に反応する)
・物理的エンパス(場所に反応する)
・動植物エンパス(植物や動物の意識を感じる)
・感情的エンパス(感情的知性)
・スピリチュアル・エンパス(超越感覚)
※各種類の詳細は本をお読みください。
個人的感想:このタイプのHSPはとても多いと思われる。自分自身当てはまるものがとても多く、どの説明も自分を知るという意味で感動的だった。(自分の書く小説の主人公がなぜかどんどんエンパスになっていくのも仕方ないことだと思った……笑)また驚くべきことに、過去に起きてきた不思議な出来事の数々がこれで全部説明できてしまった! この読書自体が本当に特異な体験となった。身に覚えがありすぎるHSPはきっと多いはず。ぜひ読んでみてほしい。
❷ インテュイティブ
(直観力が鋭すぎるHSP)
このタイプのHSPは、ものごとの手がかりやサインを感じとって、通常なら見逃されるであろう重要な情報を感知する。非常に聡明で、社会力学をよく把握している。
ボディーランゲージや細かい顔の表情を鋭く読み取り人間関係のバランスを感じ取ることに長けている。
分析や、合理性、理論、知性にあまり依存しない、思考を通さない発想で、正しい判断をすることができる。直感やひらめきとして考えが降りてくる。
不意の閃きが最善の決断になることは人間なら誰にもあるが、スッと降りてきた答えが正しいことを直感でわかることが多いのだ。
判断に必要な一握りの要素だけを抜き出すことに長けているため、膨大な情報処理をせずに答えを出せる、繊細で目に見えないワザを極めている人。つまり直感の才能に恵まれている。これが直感型HSPだ。
尾状核と被殻を結ぶ神経細胞がより多く存在し、連結が強いから、直感的知性が最高の仕事をしてくれる。
五つのタイプがいる。
1・フェルト・センス
2・視覚的感性
3・聴覚的感性
4・明晰夢
5・内なる知
※各種類の詳細は本をお読みください。
個人的感想:タイプや型とされてるが、正直HSPならある程度基本としてあるように感じた。合理思考や論理思考とは、巨大な感情(無意識的な背景的感情と呼ばれるものから、一次情動、二次情動、曖昧感覚から一般的にいう意識的感情までを広い意味での「感情」とした場合)の中にある意識的で能動的なひとつの心理機能だ。高感受性人間は、この膨大で巨大な「感じる力」というものの隅々まで感知レーダーが働き、そこから些細な情報を常時鋭くたっぷりと感受して生きている。疲労も激しいが、整っているときは人より直感を得やすい。この鋭い直感力に、知識や教養や経験が加わるとものすごいことが起こると私は思っている。
事例としてはとんでもないスーパーな人の名が挙げられていたが、要するにこのタイプは、直感力が最大限に鋭いのだ。
フェルト・センスについての説明部分は、読んだ瞬間主観的に理解できてしまった。そして過去を振り返った一人のHSPの経験談に目を通したとき、私自身が過去の苦難を潜り抜けて自力で精神の回復を遂げてきた要因がこれですべて説明できると感じた。当時の私は自覚していなかった。今ははっきりこの能力を持ってることを自覚している。だから、敏感性の苦しみと同時に強さも発揮してきた他のHSPにも早くこの事実を知ってほしい! そして繊細なのに強いのはなぜかその理由をここから自覚してほしい。
❸ ビジョナリー
(視覚力が強すぎるHSP)
視覚や視空間認知力が鋭い。世界をホログラム映像のように捉え、多面的な角度から見ている。鮮明でカラフルな内的視野を持ち、夢を驚くほど正確に、詳細に、はっきりと覚えている。フォトグラフィックメモリーという特殊能力を持つ者もいる。細かいものごとを捉えるのが得意。デザイン、イノベーション、想像など、可能性や将来起こり得ることを心に思い描く能力に長けている。
ビジョナリーは、自分の視点が人と異なることを痛切に自覚しているせいで内向的になってしまい、安全で心地よい、自分の知識と想像の世界に引きこもりがちになる。また、現実と創造のギャップに悩むことが多い。それだけ見えてるものが鮮やかだということだ。
個人的感想:自分にとっては、他の三つに比べると特筆するほどではなかったが、ウェブデザインに寝食を忘れるほど夢中になってしまうことや没頭が激しいこと、それらが鮮やかな視覚と関係していることはこれに該当するかもしれないと思った。またパラレルワールドは頭の中に普通に存在しているし、そこに私にとって大切な住人が生きているのでこれも関係しているように思う。HSPは外の世界だけでなく内面世界を視覚鮮やかに捉えるのでこのタイプは確実にいると思う。フォロー頂いているあるHSPのno+eクリエイターさまでこの型にピタリと当てはまっているように私が一方的に感じている人がいる。その方の文章はまるで精緻な絵画、精巧な建築物を観ているかのようだ。ちなみにビジョナリーはこの視覚的才能を活かせる建築家や設計士に適している。
❹ エクスプレッシブ
(表現力が豊かすぎるHSP)
非常にクリエイティブで、身の回りで感じ取った美や喜劇的要素、悲劇的要素を表現するのが得意。大胆な発想や強い感情を高い芸術性によって伝える。
HSPはSPS因子を持つが、このタイプは下位因子の美的感受性(AES)が研ぎ澄まされている。美しさに気づく力を通して感情を感じ取り、それを上手に説明する。
エクスプレッシブは、周りに自己を同調させ、自然や人、環境を深く認識し、その美的意味を自然と理解する。美意識が高いため自分が感じた刺激、見たものの美しさ、人生との関わりに対し、複雑で審美的な感性で反応する。
自己と自然、他者がダイナミックに一体化した化学反応を、巧みな表現力で伝える才能をもつ。一番の特徴は、自分が創出したものを共有する才能だ。
エクスプレッシブは、表現せずにはいられない。
常に意味というものを深く追求している。
個人的感想:4つのうち特に三つが当てはまるので私は複合型だと感じたが、中で最も強く現れてるのはこれだと思った。あらゆることに対し複雑で審美的な感性で反応する、常に意味を考える、表現せずにはいられない──ここが、子供の頃から自覚している自分の特徴と完全一致する。「美」というフィルターを通して世界を捉え価値や意味を見つけそれを「美」的感性で表現していく。これ以外何があるのだろうというくらいしっくりくる。演技をしたり小説を書く人はこのタイプだと思う。
またひょっとするとHSS型HSPにはこのタイプが多いかもしれないと思った。彼らは常に何かを熱心に探求し、何かに向かって邁進し、何かを表現せずには生きていけない人たちだ。
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まとめ
とても簡単な説明で終わりましたが、読者の方はいかがでしたか? 自分に当てはまる表現や気になるワードはありましたか?
HSPはこうした「ギフト」を贈られた人のことです。マイナス面ばかり感じて日々を過ごしてしまうのは実にもったいないことですよね。
ただし才能は、過去にした経験や抱えているトラウマ、自身で抑圧してることなどにより充分に開花していない場合があります。自覚が足りていないHSPも多いはずです。心の傷を癒やし、内面に耳を澄ませ、自身の能力に気づく知覚力をつける必要があります。そのためにもまずはこの本を読んでほしいです。
ギフト。素敵な言葉ですね。
ギフテッドと称される人々は、知性と精神性が飛び抜けて高い人々ですが、HSPは感受性や感性が飛び抜けて高い人々です。「感じる才能」を豊かに持つ人なのです。どちらも敏感性を持ち創造性と深い関わりを持っていますね。興味深いことに、この本の中で著名人として挙げられた人物には私個人がギフテッドと認識している人々が多くいました。
HSPも特別な能力や役割を贈られているという広い意味ではギフテッドなのですね。アーロン博士はそういう意味でHSPをギフテッドと重ねて見たのだと思います。
両者とも、世の多くの人と違っているせいで苦しみも多いですが、反面多くを得ているからこその強みを持っています。
名称や比較はこの際どうでもいいです。大切なのは、自分の能力に気づき、覚醒し、正しい自己評価を下し、それを意味あることに活かしていくことですよね。高感受性人間は、これほどに恵まれた能力と強みを持っているのですから、敏感ゆえの苦痛に上手く対処する方法を学びつつ、常に自己変革を起こして創造的に生きていきたいですね!
読んでくださってありがとうございました。
あなたがHSPとして生まれた喜びを少しでも多く感じられますように。
𝔹𝕪 𝕄𝕚𝕟𝕒𝕕𝕒 ℕ𝕖𝕔𝕠 𓃠
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